「文書情報管理士」ってご存じですか?
あまり知られていない資格かもしれませんが、取得した時のお話しも含めてご紹介します。
文書情報管理士とは
公益財団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が認定する資格試験です。
上級、1級、2級の三つのクラスがあります。
主にオフィスで扱う文書類や伝票類をコンピュータの画面で見ることができるようにする為に、スキャナ保存したり、マイクロフィルムにしたりする為の、技術と関連する法律や規格について知識を必要とする資格です。
多くの官公庁や自治体でも入札参加者要件として「文書情報管理士」資格を求めています。
試験の方法は?
文書情報管理士の検定試験は、夏と冬の年2回、CBT方式で実施されています。
40日間の試験期間中に、全国約300か所の会場で受験できるので、自分の都合の良い日時で受験できますよ。
万が一の時には、試験日の3日前までなら受験日も変更できます。
費用は?
検定費用は、一般受験11,000円、団体受験8,800円、学生受験7,150円です。
気になった方は、「文書情報管理士検定試験について」をご参照下さい。
試験の難易度は?
試験の合格率が割と高いからか、ネット上では、「やや優しい」との評価もありますが、試験内容は、かなり難しいですよ。
合格したいなら、「受験対策セミナー」
「受験対策セミナー」を受講すれば、試験の対策ポイントを教えてくれます。
合格者のほとんどの人は、このセミナーを受講していると思いますよ。
このセミナーを受講しないと合格できないんじゃないかなー???
私も受講しました。
「受験対策セミナー」の受講はお勧めと言うより必須だと思います。
資格の有効期間は5年
資格の有効期間は、5年です。
更新前には、協会から更新の案内が郵送されてきます。
文書情報管理士は、デジタルデータに関する知識と、「e-文書法」などの法律の知識も必要です。
常に、新しい技術やソリューション、法律や規格の改定内容も知っておく必要があるので、5年ごとに更新が必要です。
更新手続き
更新の際には、更新料の支払いと課題の提出が必要です。
課題は、会報誌の中から興味のある記事についてレポートを作成して提出すれば、審査して貰えます。
まとめ
「文書情報管理士」は、主に文書管理関連機器メーカーやベンダーなどデジタル保存したデータの原本性などを顧客に説明するときに、自身の知識の証明として役に立ちます。
「文書情報管理士」とは別に、「文書情報マネージャー」と言う資格もありますが、こちらは企業内のDX推進部門の人には、為になる知識が習得できるので、この資格を取得される事をお勧めします。
「文書情報マネージャー」は、認定セミナーを受講すれば取得できますよ。